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My daughter's wedding道中記-3

10月31日土曜日雨が降っている。意外にも暖かい。天気予報によると、この雨がやむと明日はきれいに晴れるけれど、寒くなるのだそうだ。

眠いのか、眠れないのか良く分からない。1時半にのどが乾いて目がさめていこう眠れないから、あきらめて起きて部屋の隅で本を読んでみる。8時ごろになってようやく夫が起きてきたので、『ダイニング』に朝食をとりに行くことにする。へー、明るくなってみると、ホテルの周りって何にもないなあ。本当に。

ホテル、と言うよりは、まさしくInnと言う名前がふさわしい。部屋の外を見ると向かいにはバーンがいくつもある。実際に使っているものだ。農耕用のトラクターとかそういうのがちゃんとある。

雨じゃなかったらその当たり歩いてみてもいいかな、なんて言っていたら、夫は寝てしまった。それを見ていた私も…。目が覚めたら、すでに午後になって、二人ともボーっとしている。部屋に置いてあるパンフレットをぼんやり眺めていた夫が、このあたりが歴史的区域(っていうの?)であることを発見して、地域の歴史を少し認識。観光地なのは知ってたんだけど。で、近くに(Innの向かいに)資料館みたいなものがありそうだぞ、とかいい加減なことを言うので、散歩がてら出かけてみることにした。

雨はほぼ上がりかかっていて、空気は澄み切って、葉を落としきっていない紅葉が美しい。150年前の入植以来の住宅がいくつも残る美しい並木道。資料館(記念館)見たいと思ったのはそこがツアーの起点で、そこでチケットを購入する。ホテルの宿泊客であることを証明してもらって、チケットは無料。ツアーと言っても自分で各住宅に勝手に入る。そこで手首に巻いたチケットを見せるというわけ。案内付きのツアーに参加するには時間が合いそうになかったので、案内図をもらって手近なところだけ行って見る。

なかなか面白かった。夫が腰痛であまり歩けなかったのと、時差ぼけでボーっとしてなかったら、私は楽しかった。風景が美しい。視界の中に景観を害するものが全くない。自動販売機も信号ももちろんない。実際に生活している地域住人も、歴史的建造物と調和しないものを一切外に置いていない。落ち葉の中にしっとりとたたずむ家々。観光地と言えども歩く人もまばらで、そこで話をするのが申し訳ないほどに静かだ。木工、陶器、織物、など当時の人々の技術を暮らしを伝える家々を見て、そこの案内をしてくれた人に「明日娘の結婚式がここであるのよ。それでわざわざ日本から来たの。」と言うのだけれど、なんだか自分でも本当の気がしなくなってくる。時空を間違えた気さえする。

少し歩いて、夫は疲れてしまい、先に眠ってしまう。持ってきたクラッカーでも食べて、私も寝よう。明日はいよいよセレモニー…

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